答えを先に言いますね。監督批判をする人っていうのはマスコミ、特にスポーツ新聞系に洗脳されている人です。

「えっ、そうなん?」と思ったあなたはギリギリセーフ、詳しく書きますので続けて読んでみてください。

「いや、違う。自分は自分の考えで監督を批判している」というあなた。あなたは既に洗脳が完了していますので、これ読んでもムダです。とっととTwitterにでも戻ってください。

こんだけ言うても「きいい違う!オレは自分の考えで批判しているんじゃあああ!」って人はTwitterでリプください。引用ツイートでお答えしますのでカギは外しといてくださいね。

 

ではいきます、ひとが監督批判する理由。

 

マスコミの記者は選手や監督とコミュニケーションをとり、その言葉を引き出して記事に反映させるのがお仕事です。言うまでもなく、選手や監督とは良好な関係を築いておかなければいけません。監督や選手を批判する記事を書き「お前んとこにはもう喋らん」となったりしたら、いい記事が書けなくなります。

でも、チームが負けたり状態が悪い時には、いいことばかり書いてられません。どこかに原因を見出し、各社見解を記事にしないと読んでるほうも納得しません。

こうなったとき、マスコミは監督や外国人選手をターゲットにするのが、記者にとっていちばんデメリットが少ないのです。なんでかわかります?どっちも数年でいなくなるからです。

 

複数年契約を結んでる監督や外国人でも、結果がでなければ即退団。悪ければ今シーズン末に、早ければGW頃にいなくなることもあります。今まで実際に何回もありましたね、そういうことが。たまーに長期政権もありますけどね。

ちなみに、阪神タイガースの監督平均在籍期間は約2年。最も長く在籍したのは1990年から1995年まで6年間(正確には最終年途中休養だったので5年半ほど)指揮をとった中村勝広監督です。

一方選手は、特に若手有望な選手や主力の選手とかだったら少なくともまあ5年はいるわけです。このへんの選手との関係が悪くなったら記者たちはメシが食えなくなるのです。自然、攻撃の矛先は首脳陣や外国人選手へと向います。

だからマスコミは、昔からまず首脳陣や外国人を「負けた原因」としてたたく傾向にあります。続いて毎日それを見ている読者は徐々に洗脳されます。「監督は叩いてもいいものだ」と思い込みます。

そしてあたかも自分の考えであるように脳みその中を浸透し、「金本ヤメロ」「和田無能」とか言い出すのです。いわゆる洗脳完了思考停止です。親から子へ受け継がれることもあります。

確かに確かに、監督をはじめとした首脳陣の考えがパーフェクトなわけではありません。チームの勝敗について責任をとるのは監督です。監督の考えた作戦が不発で負けることもあるでしょう。ただ、「今日起こったことは本当に監督の責任なのか」をちゃんと自分のアタマで考えてみたら、ちょっと違う見方になるかもしれませんよ。

 

僕がこの記事を書こうと思ったのは、2018年4月6日 京セラドームで行われた阪神-中日戦 9回裏の攻撃を見て、僕の考えていたことと世間の感じていることにおおきなギャップを感じたからです。なんでそんな監督が叩かれてんのん?と。

 

振り返ってみましょう。

 

スコアは2-3、1点ビハインドで迎えた9回の裏。

先頭の大山が2ベースヒットで出塁。続くバッターは糸原。ここまで打率4割ほど。

 

ここで、阪神ベンチは考えたでしょう。好調糸原に打たせるかバントで確実に送って同点を狙うのか。方針を決定するのに要素はいろいろありますが、

1.右ピッチャーに対して左打者の糸原、さらに好調、打たせて一気に同点。

2.いくら糸原が好調でも打率4割。ミスショットする確率は半分以上。確実にランナーを3塁に進めて後続で得点。

選んだのは「2」でした。この作戦をあなたが好きとか嫌いとかはまったく関係無いのでどっか置いといて、選択肢のひとつとしては全然アリですね。

「あんたはどう思うねん」みたいなこと聞かれるんで先に言うときます。僕は「あ、そっちの作戦にしたんか」としか思ってません。いいとか悪いとか全然無いです。

 

そして続くバッターは梅野。まずここに代打を送るべきかという選択をしなければいけないわけですが、

1.右投手相手に伊藤隼太など左打者を代打に出して期待する。

2.1アウト3塁、梅野でも同点にできる。同点になったら延長もある。代打はこの先に来る勝負どころに使いたい。

で、選んだのは「2」です。あなたが賛成するとか反対するとかは便所にでも流して、これも選択肢として全然アリですね。同点になったらこっちにはマテドリがいる。そこでワンチャン狙おう、というのはまあ考えるでしょう。

 

で、梅野に何をさせるか。初球からスクイズを匂わせ相手が警戒している中、

1.警戒している逆をついてヒッティング→打ったら繋がって押せ押せやけど、2割に満たないバッターにヒット・外野フライが打てるか?

2.ランナーをスタートさせてのスクイズ敢行→うまくいけば得点の確率は高いが、万一ウエストされたり空振りしたりしたら終わり。

3.セーフティスクイズ→成功したら得点、失敗しても2アウト3塁悪くても2アウト1塁。

それぞれメリット・デメリットありますが、あなたがセーフティスクイズがいいと思ったか悪いと思ったとかはここではなんにも関係ないのでどうでもよくて、阪神ベンチは「3」を選択したわけです。警戒されている中でも梅野のバント能力ならいけると考えたのでしょう。もっと選択肢はあるのかもしれませんけど。

 

しかし、ここで予想を上回る大誤算。梅野がバントした打球はピッチャーほぼ正面やや3塁側に転がりました。相手ピッチャーはバックホームして3塁ランナー本塁タッチアウト、そのあとキャッチャーが1塁に送球し、打者走者の梅野までアウトでゲームセット。あっけない幕切れとなってしまったのです。

ランナーがひとり残るどころか、打者走者までアウトになってしまうという、これはおそらく相手ベンチも予想していなかった展開でしょう。

 

はい、この流れの中、悪いのは「監督の采配」でしょうか。

確かに糸原がタイムリーを打ったかもしれんし、梅野に代打伊藤隼太を出したら犠牲フライ打ってたかもしれんし、そんなことはもう今となってはわかりません。それでもダメだった可能性はあるし。

言えるのは、僕らよりずっと野球に精通している阪神首脳陣がいろんな要素から場面場面で作戦を選択し、結果ダメだったということです。結果が悪かったので、作戦が悪かったとも言えるでしょう。

ただ、勝つためにコントロールセンターである首脳陣が選択した作戦を、遂行できなかったのは誰ですか?というところを、ちょっと軽く見すぎじゃないですか?采配批判派は。梅野がバント決めてたら、あなたがあの作戦を好きとか嫌いとか関係なく、同点もしくは逆転まであったかもしれんのですよ。

 

「そんな野球で勝ったとしてもそれでいいのか、結果オーライやないか」とも言われますが、公式戦は結果オーライでいいでしょう。ホームラン1本で1-5で負けるより、カス当たり内野安打10本で勝っても勝ちは勝ちです(この試合は負けたけど苦笑)。

そりゃ糸原がぱっかーんと打って同点タイムリーも気持ちいいでしょう。そうなったら僕もめちゃ嬉しいです。伊藤隼太がでてきて右中間まっぷたつにやぶるツーベースで同点さらに1アウト2塁サヨナラのちゃーんす!っていうのも気持ちいいでしょう。

でも阪神ベンチが選んだ作戦はきのうのアレです。それをうまくやれなかったのは選手です。叩くべきは言うほど監督なのか。僕にはよーわかりません。

 

以上、わたくしの考えでした。洗脳さん、異論反論どしどしどうぞ