16年に渡って阪神タイガースの投手陣を支えてきた安藤優也投手が、2017年のシーズン終了とともにユニフォームを脱ぐことになりました。古くからのファンはここ数年の福原忍投手と安藤優也投手の活躍から2人の引退へとつづく流れは、なんとも寂しいものになりました。

 

9月15日に安藤優也投手の引退会見が開かれました。ウルウルしながら見ていましたが、安藤投手が口にしたひとことがその後も妙にひっかかっています。

後輩たちにはなるべく厳しい言葉は我慢してもらって、温かい言葉で応援してあげてください。

短い言葉ですが、なんかいろんな気持ちが詰まってるような気がします。

 

私自身、まいとし年間数十試合観戦する中で、球場で数々の「ヤジ」を耳にしてきました。このヤジ、私は2種類あると思っています。
1.選手への愛情が感じられる、なんかおもろいもの
2.聞くに耐えない罵倒
です。

 

完全に独断と偏見ですが、私が実際に見聞きしたヤジを1と2に分類してみます。

1に分類されるヤジ

「川藤だせ川藤〜」→代打川藤→「ほんまに出してどないすんねーん」

「あおやぎはーん、あんまり悩んだらアタマうすなるでーーー」

「良太さんは変化球打てませんのやー、まっすぐ放ったってーやーーー」

「真弓はーん、そんな陰気なカオして審判と喋るから全部ボールいわれるんやでぇ〜」

2に分類されるヤジ

(2017開幕直後、エラーが多かった鳥谷選手に対して)「鳥谷んとこに打つな!あいつ絶対暴投するから!(カキーン!サードに打球とぶ)あかん、あいつは投げられへん、ちゃんと投げろよボケ!うわ!ちゃんとほりよった珍しい!できるんやったら普段からやらんかいアホボケ!!」

(四球が続く投手に)「お前それでもプロかぁ!辞めてイナカ帰ってまえどアホ!!」

(不調な打者が打席に入り)「なんでこいつ使うねん!どう考えても打つわけないやんけ!今からでもええから代打出せ代打!(カキーン 内野フライ) 言うたやんけ!出すな!カオみただけでむかつくんじゃボケぇ!!」



思い出してたらなんか腹たってきましたが。

 

まあ、見てみると、1の場合、毒を吐きながらも聞いてる方はなんとなくクスっと笑えます。2はほんとに単なる罵倒です。愛想もクソもありません。

罵倒、聞いててすごいヤな気分になります。相手は絶対に反論してこない、だから何を言ってもいい、だから面と向かってなら絶対に言えないことでも大声で叫ぶ。。。まあ、それが野球の楽しみ方の一つといえばそれまでなのですが、叫んでる人はアレでなんかスッキリしたりするんでしょうか。

 

ヤジの出元を見てみると、結構ギャップを感じるケースが多いです。1の場合はものすごい怖そうなおっちゃんが楽しそうにその周りの人たちを笑わせてます。2は逆に地味で普段は目立たなさそうな人がこめかみに青筋立てながら叫んでます。

これ、たぶん。普段職場とか学校とかで誰かにおんなじようなことをされてるんじゃないでしょうか。そのはけ口として、絶対に反撃してこないプロ野球選手に対しての攻撃になってるんじゃないでしょうか。ある意味気の毒ではあります。でもだから仕方ないとかこれっぽっちも思いませんが。

 

藤浪晋太郎はビジターで勝ったとき「ここのファンは優しいのでやりやすかった」と言ってました。
星野仙一は優勝したとき「もし優勝を逃したらこの人達が一斉に攻撃してくると考えると恐ろしかった」と言ってました。
安藤優也は引退会見で「後輩たちには温かい言葉で応援してやってください」と言ってます。

グランドにいる選手や監督は、かなりオブラートに包んだ表現で「ヤジ」についてはこんな感じで語ってます。




だから「品のないヤジはやめましょう」とか、いい子ぶって言う気はサラサラありません。言うても聞かんでしょうし。ただ、自分も周りも言われた選手も気分悪いことして、なにが嬉しいんかなーと。安藤さんの引退会見キッカケでいろいろ考えたんで殴り書いてみました。それではまた。

 

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